ハイキングの服装

このページのまとめ

  • ハイキングの服装は重ね着が基本。
  • 保温と速乾性を重視しよう。
  • 下着、中間着、アウターの役割を覚えておこう。

レイヤード(重ね着)のすすめ

レイヤードって何?

山での服装は、重ね着(※レイヤードと呼びます)が基本です。暑かったら脱ぐ、寒かったら着る、これができるように重ね着の準備をしておきましょう、というスタイルです。

レイヤードの目的

レイヤードの主な目的は、ハイキング中の低体温症の予防です。着たり脱いだりすることで、

  1. 保温
  2. 体をできるだけ濡らさない

状態になるよう調整します。

特に2は重要です。濡れた状態で風に当たると一気に体温を奪われ、低体温症の発症率が高くなります。山では、強風にさらされる場面が多々あります。

まずは下着(肌着)、中間着、アウターの役割と、それぞれに適した素材を理解しましょう。

下着

下着の役割

  • 発汗による水分の吸収

下着に適した衣類・素材

吸湿性と速乾性に優れ、素肌をドライに保つ素材が望ましいです。綿100%の製品は避け、ポリエステルやオーロンなどの化繊がよいでしょう。

速乾性の下着はスポーツメーカー、アウトドアメーカーの定番商品で種類も豊富です。

中間着

中間着の役割

  • 保温
  • 下着が放出した汗の吸収と発散

中間着に適した衣類・素材

長袖シャツ、フリース、セーター、ベストなどお好みのウェアを。季節やコースにもよりますが、中間着は最低でも1枚は用意してください。

素材は綿100%は避け、乾きやすい化繊、ウール系衣類が理想的です。前面にファスナーやボタン付いていると、熱気を逃がしやすく便利です。

また、中間着はしっかりした縫製の製品をおすすめします。中間着は下着の次に肌に近い分、汗や皮脂で汚れやすく、自然と洗濯回数が多くなるからです。

アウター

アウターの役割

  • 気温の変化や風雨から体を守る

アウターに適した衣類・素材

ウィンドブレーカーやアウトドア用のジャケットなど、風を通しにくい素材が適しています。雨具も防風用に使えます。価格は上がりますが、透湿性も備えていれば理想的です(蒸れにくくなる)。

アウターは購入の前に、サイズをしっかり確認してください。できれば、実際に着る中間着を着た上で試着することをおすすめします。特に海外メーカーは日本と同じサイズ表記でも、大きめの場合が多いです。

ズボン(パンツ)

ズボンの役割

  • 汗の吸湿、発散
  • 保温
  • 皮膚の保護

ズボンに適した衣類・素材

動きやすさと速乾性が求められます。これらを重視して開発している、アウトドアメーカーのトレッキングパンツをおすすめします。ジーンズは動きやすさ、速乾性ともに劣るため、ハイキングに適していません。

ハーフパンツ、ショートパンツは夏に大変快適なのですが、擦り傷切り傷、害虫対策、紫外線対策の面であまりおすすめできません。

山での体感温度も考慮しよう

標高が高い=寒い。これは皆さんご存知かと思います。

具体的には100m高くなるごとに、気温は約0.6℃づつ下がります。さらに風速1mごとに体感温度は1℃下がります。

ハイキング計画時には、山頂での気温も考慮してください。汗や雨で濡れた体は、体温を奪われやすいので要注意です。夏でも長袖の衣類を忘れずに。