山座同定
山座同定(さんざどうてい)とは、ある地点から見える山の名前を確認する作業のことです。
最終的に山の名前が分かればいいので、やり方は目的地の方向確認の手順でも、もちろん構いません。
ここでは上記の方法とは逆の、「実際に見て山の角度を出す」→「地図で名前を確認する」の手順を解説しています。
注意
このページの方法は、以下の2点をクリアしているのが前提です。
- 地図上で現在地が正確に分かっている。
- 地形図に磁北線が引いてある。
山座同定の手順
1.目標に向く
- コンパスを正しくもち、目標となる山の方向に正面から向く。
- コンパスの進行線と視線を一致させる。
2.回転盤を回す
- 回転盤を回し、コンパスの赤針と回転盤の矢印をピッタリ重ねる。
3.地図の上にコンパスを置く
- 地図を平らな場所に置き、地図上の現在地にコンパスの長辺を当てる。
4.コンパス本体を回す
- 地図上の現在地が回転の中心となるように、回転盤の矢印と磁北線が平行になるまで、コンパス自体を回す。(リングは回さない。)
- この時、進行線の向き注意。180度反対の方向を向かないように。
5.確認
- 回転盤と磁北線が平行になれば、コンパスの長辺の延長線上に、目標の山があることになります。
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