救助の原則

ハイキング中、自分が救助する側につくことは、十分ありえます。そんな状況になっても落ち着いて対処できるよう、以下の4つのポイントをおさえておいて下さい。

冷静に対処する

救助者自身が出血などを見て、パニック状態にならないようにしましょう。 まず落ち着いて、けが人の状態を見極めることが大切です。

不安や落胆を与えない

患者に聞こえる場所で、症状の重さやケガのひどさを話すことはやめましょう。不安や落胆を与えるだけです。

救助者は最終責任者になってはならない

あなたが医療の専門家でないなら、自分だけの判断で「これはたいしたことない」と判断するのは禁物です。後に責任問題が生じることがあります。救助を要請するか、医師に手渡すのが原則です。

二重事故に気をつける

原則として、病人やケガ人をひとりにすべきではありませんが、二重事故が発生しそうな場合は慎重に判断しましょう。