休憩のとり方
このページのまとめ
- 休憩は長く休みすぎない。
- 休憩の時に現在地の確認をしよう。
- トイレのことを考えて水分を控えるのは良くない。
休憩の間隔
最初の休憩
最初の休憩は、出発してから20~30分後ぐらいでとります。装備の調整が主な目的です。靴紐の締め具合、ザックのフィット感などを確認しましょう。
その後の休憩
この後は40~50分に1回、5~10分程度のまとまった休憩をとるとよいでしょう。もちろんこれは目安なので、個人の体力やコースに合わせて休むようにしてください。(例:きつい登りの後は、3~5分程度の小休止など)
長く休みすぎない
休憩のポイントは、長く休み過ぎないことです。休みすぎると体が冷えて、疲れやすくなります。保温に気を配りましょう。
現在地を確認する
休憩時は、周りの地形と地図を照らし合わせて、現在地を確認しましょう。そのため、地図とコンパスはザックから取り出しやすい場所にしまっておきます。
現在地が確認できたら、次の目標地点への到達時刻を予測してみてください。今までのペース、所要時間、距離、地形の4つを考慮すれば、大体の予測が可能かと思います。
道迷いを防ぐ秘訣は、
- こまめな現在地の確認
- 地形の予測
の2点にあります。
水分補給
適度な補給を心がける
汗は蒸発時に熱を奪い、体温を一定に保つ働きがありあます。水分補給なしに汗をかき続けると、体温調節ができなくなり、熱中症を起こす可能性があります。
また、水分が不足すると血液に粘りがでてきます。循環が悪くなると心臓に負担がかかり、持久力が低下します。動脈硬化傾向にある中高年の方は、特に注意してください。
トイレのことを考えて水分を控えるのは、よくありません。
一気に飲まない
のどが渇いたからといって、がぶ飲みは禁物です。一度にたくさん飲んでしまうと血液の浸透圧が急変し、水分が充分に身体に吸収されません。
体内の水分は急激に失われるのではなく、徐々に放出されていくので、補給もそれに合わせる必要があります。休憩ごとに少量ずつ補いましょう。
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